2016年11月30日水曜日

マッサージを終えて、店を出た。ビルの4階から「吉田町交差点」を見た。

マッサージを終えて、店を出た。
ビルの4階から「吉田町交差点」を見た。
写真は、4階のエレベータの前から
「吉田町交差点」を、撮ったもの。
「吉田町交差点」は、いつもの佇まいを見せていた。

「関内」駅北口でおりて行くマッサージ店で、1月から毎週受けている3時間のマッサージを受けた。

「関内」駅北口でおりて行くマッサージ店で、
1月から毎週受けている3時間のマッサージを受けた。
写真は、マッサージ後に食べたひき肉等を挟んだパンと、
スープを、撮ったもの。

毎週、私も西新宿から「関内」に行くなんて、
いくらお店のお母さんのマッサージが上手だとは言え、
物好きと言えば物好きだな。
1月6日最初に、マッサージを受けたときから、
私はここには毎週来ようと決めていたものな。
この店のお母さんは、不思議な人だと思う。

JR根岸線「関内」駅北口を出ると、横浜新道を挟んだ南西の方の工事中のビルが、もうすぐできるのが見えた。

JR根岸線「関内」駅北口を出ると、
横浜新道を挟んだ南西の方の工事中のビルが、
もうすぐできるのが見えた。
写真は、関内駅北口を出て、横浜新道越しに
工事中のビル工事現場を、撮ったもの。

2016年11月29日火曜日

健康診断結果を引き続き見た。血球検査や脂質代謝等の大部分は、A(良い)だった。

健康診断結果を引き続き見た。
血球検査や脂質代謝等の大部分は、A(良い)だった。
写真は、診断結果報告の一部(血球検査、肝臓、
脂質代謝等)を、撮ったもの。
酒を完全にやめて、4年になる。
それが諸数値に、いい結果を齎しているようだ。

健康診断結果報告書を見た。身体計測結果を見ると、私は少し肥満らしい。

健康診断結果報告書を見た。
身体計測結果を見ると、私は少し肥満らしい。
写真は、報告書の一部(身体計測、血圧、
眼科検査、聴力検査等)を。撮ったもの。
血圧は、薬を飲んでいるので、F表示。

この前(10月10日)受けた、健康診断の結果報告書が来た。

この前(11月10日)受けた、健康診断の結果報告書が来た。
写真は、送られて来た、
「健康診断結果報告書」の表紙を、撮ったもの。
「結果を見せろ」という人がいたので、待っていた。
だいたいA、一部B、血圧は薬を飲んでいるのでF。

昼食を食べに、新宿ワシントンホテルの地下1階の「ギャラリー」に行き、チキンのトマト煮を頼んだ。

昼食を食べに、新宿ワシントンホテルの地下1階の
「ギャラリー」に行き、チキンのトマト煮を頼んだ。
写真は、出て来た「チキンのトマト煮」を、撮ったもの。
写真の真ん中が、チキンのトマト煮をいれた器。
その右上にウーロン茶がある。

写真左下はカボチャスープ、左上はライス。
写真右下はサラダ、右上は甘く煮たうずら豆。
私には、ちょうど良い量。
私の右側に一人の日本人と五人の中国人がいた。
なにか最近中国人に、親近感を持つようになった。

私を覚えていてくれて、いい席に案内してくれたり、
フリードリンクを持って来てくれたりする、
接客の女性が明日でやめるのだといった。
「最後に会えてよかった」と、私に言った。
なんだか、馬があったようなので、やめるのは残念。

マンションに帰って、いつもはエレベータに乗るのだが、歩いて階段を上った。

マンションに帰って、いつもはエレベータに乗るのだが、
歩いて階段を上った。
写真は、マンションの階段を、撮ったもの。
足の運動のために、初めて階段を上ったのだが。
今のところ平気で6階まで上れた。

昨日夕方18時、新宿パークタワーの前を通った。飾られた沢山のイルミネーションが綺麗だった。

昨日夕方18時、新宿パークタワーの前を通った。
飾られた沢山のイルミネーションが綺麗だった。
写真は、楠に飾られたイルミネーションを、撮ったもの。
新宿パークタワーの中にも、イルミネーションがあった。
写真では、左下に小さく見えるだけだけど、
あんなところにも、きれいにあるんだとお持った。

下北沢から井之頭線で「明大前」駅に出て、それから「新宿」駅に戻った。

下北沢から井之頭線で「明大前」駅に出て、
それから「新宿」駅に戻った。
写真は、「明大前」駅の京王線新宿行のホームから、
南の方を向いて、はれ上がった青空を、撮ったもの。
ここは何回も通ったけれど、
こういうアングルで見たのは初めてだなと思った。

世田谷区北沢総合支所に戸籍謄本を取りに行ったのだが、下北沢の駅はまだ工事中だった。

世田谷区北沢総合支所に戸籍謄本を取りに行ったのだが、
下北沢の駅はまだ工事中だった。
写真は、下北沢の駅で
小田急線に行くえエスカレータを、撮ったもの。

ここの駅は、26年前まで毎日通貨したので、懐かしい。
当時と違って、小田急は深く地下に潜った。
ときどき行った、立ち食いの箱根そばは、もうない。
駅舎は、まだまだ工事中だった。
工事が終わると、駅舎はどんなふうになるのだろう。

餃子定食を頼んだ。締めて680円だった。

餃子定食を頼んだ。
締めて680円だった。
写真は、出て来た餃子定食を、撮ったもの。
お店の名前は、「肉汁餃子製作所」だったが、
普通の餃子だったな。

小田急線「下北沢」駅に行った。昼食を食べに駅そばにある「肉汁餃子製作所」に入った。

小田急線「下北沢」駅に行った。昼食を食べに
駅そばにある「肉汁餃子製作所」に入った。
写真は、「肉汁餃子製作所」の入口を、撮ったもの。
「肉汁餃子製作所」は知らなかった。
本当は、昼食を食べられれば、どこの店でもよかったのだ。

パスポートに貼ってある、写真をしげしげと眺めた。自分の顔の眉毛が、下がっていた。

パスポートに貼ってある、写真をしげしげと眺めた。
自分の顔の眉毛が、下がっていた。
写真は、パスポートに貼ってある私の写真を、撮ったもの。
普段から、こんなに眉毛が下がっているのかと、思った。
でもこれが、69年付き合った私の顔だとも思った。

昨日(11月28日)、パスポートを受け取りに、都庁にあるパスポートセンタに行った。

昨日(11月28日)、パスポートを受け取りに、
都庁にあるパスポートセンタに行った。
写真は、受け取ったパスポートを、撮ったもの。
新婚旅行で、ハワイに行ったとき以来だから、
ほぼ40年ぶりのパスポートだ。

2016年11月27日日曜日

ファブリツィオ・グラッセリさんが書いた、「イタリア人と日本人どっちがバカか?」を読んで、読書感想を書きました。

ファブリツィオ・グラッセリさんが書いた、
「イタリア人と日本人どっちがバカか?」を読んで、
2012年11月、私は下の通り、読書感想を書きました。
写真は、ウェブに乗っていた本の表紙を、撮ったもの。

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読書感想文(イタリア人と日本人どっちがバカか?・・・
ファブリツィオ・グラッセリ)
 
ファブリツィオ・グラッセリさんは、1955
<イタリア・ミラノの近郊のクレモーナで生まれました。
<ミラノ工科大学で建築を学び、
<アメリカやイギリス等で建築家として活躍しました。
 
20年以上前から日本に永住して、
<今はイタリアの文化団体「ダンテ・アレギュール協会」の
<東京支部長も勤めるほか、
<慶応大学で教鞭をとる等しています。
 
ファブリツィオ・グラッセリさんは、1955
イタリア北部のミラノの近郊のクレモーナで生まれました。
現在のイタリアの統一は、最終的には1861年、
都市ミラノが中心でなされたと思います。
イタリアでは、ミラノは人口約130万人で、
人口280万のローマに継いで、大きい町です。
 
ミラノが属するロンバルト州は人口900万人で、
イタリア中部のローマを有する
ラチオ州の500万人を大きく上回っており、
ミラノは工業の都市、北部を代表する都市として、
イタリア独立後イタリアをリードする町であり続けました。
 
だから、今のイタリアの経済的苦悩は、
イタリア南部から発しており、
これをミラノ等を有する
イタリア北部が支えきれなくなっている構図です。
 
ファブリツィオ・グラッセリさんは、
そういうミラノで育ち、あちこちの国で住んだ後、
日本が気に入り今20年以上東京に住んでいる、
親日家の人なのでしょう。
 
ほとんどヨーロッパの歴史そのものだったと思う、
古代ローマからの栄光に包まれているイタリアは、
ゲルマン民族の大移動(4世紀~5世紀)で、
衰亡期に入りました。
そしてその後、イスラムの攻撃に
脅える国々にもなったと思います。
 
しかし、イタリア北部のフィレンツェや
ベネツィアなどの都市国家が、ルネッサンスを興し、
今のヨーロッパの原型も作っていきました。
 
しかし、ルネッサンスの終わりごろには、
国家主義のフランスやスペインに攻められ、
国の主役が交代していきます。
紆余曲折はありましたが、
ハプスブルグ家のカルロス皇帝が率いるスペインに、
イタリア南部は割譲されました。
 
イタリア中部のローマ法王領は
フランスが支援する国となっています。
1520年頃のことですから、
南米のアステカ王国をスペインが滅ぼす等、
ヨーロッパの大拡張の時代ですね。
 
北部は都市国家群が存続して来ました。
それ以降イタリア南部には、
支配されるものの論理が、定着しています
(この時期イタリア南部は、スペインに支配されています)。
そしてその延長に、南部シチリアのマフィアがありました。
 
北イタリアはというと、
トリノやミラノがその後の
イタリア統一の中心になりましたし、
また、ここが戦後復興を引っ張って行ったと思います。
 
イタリアミラノ工科大学で建築を学び、
アメリカやイギリス等で建築家として活躍しましたが、
20年ぐらい前たまたま日本で、1年間仕事をしました。
そして帰る段になって、
思い立って日本に永住することになりました。
 
家族は、奥様と子どもが二人です。
よっぽど、日本に相性の良さを感じたのでしょう。
でも思い立ったら、それに向かってスグ行動をする
グラッセリさんって、凄いですね。
今はイタリアの文化団体「ダンテ・アレギュール協会」の
東京支部長も勤めるほか、慶応大学で教鞭をとる等しています
 
++++++++
<この本との出会い>
 
本屋にいったら、この本があって面白そうなので買いました。
今のイタリアと言えば、
ユーロ危機を代表する国だなというのが、私の印象です。
しかしそういえば昔、イタリアはとても
日本と似た国だというのを聞いたことがありました。
 
イタリア人は女性にやさしくて、
とても女性を大事にするので、
もてるという感じもしています。
もてない私としては、女性はバカだな、
あんな軽薄な男にひっかかる女性が多いなんて、
と思っていました。
 
でもこの著者は良い顔をしています。
建築家で、さらに日本に
20年以上いると書いてありました。
 
日本を他の国の人が書くと、たいてい面白いのです。
2年半前、モンゴルの人が書いた本
「日本人のように無作法なモンゴル人」を読んだら、
面白いと思いました。
 
このモンゴル人が書いた本を、モンゴルの人と比較しながら、
日本がいかにダメかを書いているのかなと思いながら、
私は読み始めています。
しかし著者は、自分の国モンゴルを愛していると
同時に日本も愛していました。
 
日本人は、ラーメンとか蕎麦を、音をたてて食べます。
それが西欧人には耐えられないらしいのですが、
モンゴル人も同じく音を出して食べるのでした。
それ以外にも、モンゴル人には
日本人と同じ習俗があるらしいのです。
 
そうか日本人のルーツの1つはモンゴルなのかと、
私は思いました。
最初、モンゴルの人が書いたこの本のタイトルを見たとき、
日本人をバカにするなと思いましたが、
そういう内容ではなかったのです。
 
誰も、自分の国を愛するのは、当然なのでした。
それと日本を比較するなんて、
よほど日本を愛しなければできません。
 
だからこの本のタイトル
「イタリア人と日本人どっちがバカか」を、私が見たとき、
この著者も日本を愛しているなと、
私は内心で思いました。
 
それが、日本をけなしているように見える
(それは私だけかな)のは、
自分の国イタリアを愛しているのを
露骨に言いたくないという、
イタリア人の著者の「テレ」が逆に日本人の私たちに、
日本をけなしているようにも見えたのですね。
 
その「テレ」は、
結構日本人を傷つけていると思いますが・・。
 
閑話休題になりますが、
関西人は「バカ」といわれると怒るけど、
「アホ」といわれると、むしろ親近感を感ずるのだそうです。
しかしそれに対して私たち関東人は、
「アホ」と言われると怒るけど、
「バカ」といわれると親近感を感じます。
 
40年ぐらい前それをはじめて知ったとき、
「へー関西人と関東人は感性・言葉の使いかたが
逆だなと思いました。
家の女房も私のことを、
いつも「あなたバカね」と言っています。
 
だから、この本を読んだとき、
「グラッセリさんは、自分が住んでいる東京
つまり関東人の感性が、
日本人の感性と思っているな」と私は思いました。
 
でも、生まれ故郷によって、
日本人もいろいろで、複雑怪奇なのです。
が、グラッセリさんも
そこは分らないだろうなと、私は思いました。
 
本の袖に、この本の推薦文があります。
「多くの共通点を持つ日伊両国に関して、
在日20年以上のイタリア人建築家が
ウイットとユーモアに富んだ比較文化論を展開する」と
ありました。
 
それで私は、買ってしまっています。
EUは没落する様子が、見えてきました。
それを主導するように、イタリアの国債が暴落しています。
そんなイタリアと日本を、一緒にされたくないなと思う
気持ちも、私のなかにもありました。
 
が、イタリアと日本は、多くの共通点があるのだそうです。
「長い歴史を誇っている」
「立派な借金大国」
「敗戦からの奇跡的な復興」
「アメリカ主導のグローバルゼーション」。
なるほど、そういえば、このタイトルも分ります。
 
++++++++
<この本の構成>
 
この本に書いてあることは、次の通りです。
( )内はページ数です。
 
-第1章 イタリア人の暮らしは、
いまどうなっているのか?    (20ページ)
-第2章 歴代政権はなぜ借金財政を放置してきたのか
(22ページ)
-第3章 横たわる「南北問題」-
ナポリがミラノを食いつぶす?  (34ページ)
 
-第4章 マフィアと闇経済-
「イタリアの富」はどこに消えた?(20ページ)
-第5章 イタリア人は、本当に「怠け者」なのか?
(24ページ)
-第6章 巨額の「年金」と「社会保障」
そしてはびこる「脱税」     (22ページ)
 
-第7章 イタリアの怪物「ベルスコーニ」とは
何だったのか          (33ページ)
-第8章 モンティ新政権はイタリアを救えるのか?
(26ページ)
-第9章 イタリアは、明日の日本か?-
日本人への警告         (50ページ)
 
ベルスコーニの後を継いだ、
破産状態の今のイタリアの首相、マリオ・モンティは、
アメリカのグローバリズムの申し子のような人なのですね。
1943年にミラノのある、ロンバルデア州で生まれ、
ミラノのボッコーニ大学で経済学の学位を取得。
 
そのあとアメリカのエール大学の大学院にも行きました。
トリノ大学で教鞭をとることから、
教員生活を始めましたが、
1985年から母校に移り、学長、総長も勤めています。
 
世界の経済を裏から牛耳っている
デビット・ロックフェラーが創立した、
日米欧三極委員会の欧州委員長も務めました。
また、ビルダー会議の主導的メンバーでもあるそうです。
 
求心力を失ったベルスコーニのあとを受けて、
首相になるべく、
イタリア大統領のジョルジョ・ナポリターナから
2011119日に、
名誉終身上院議員に任命されました。
 
経済危機から立ち直るため、世界の金融界
(トップはデビット・ロックフェラー)からの根回しが、
イタリアの大統領にあったことは、想像に難くありません。
そして、20111116日から
イタリアの首相になりました。
 
だから今のイタリアは、マリオ・モンティを通して、
アメリカを中心とするグローバリストに
コントロールされています。
残念ながら、イタリア国民大衆の意見ではなく、
世界金融界の意見によってです。
 
この本にはそのことが書いてありました。
イタリアが世界の金融界に残るべく、
役者は揃ったということでしょう。
下手なことはやらない。
しかしイタリアのために、
マリオ・モンティが行動することはない。
 
イタリア人は破滅にいたらないが、
温かいお湯のなかに居られるわけではない。
マリオ・モンティには、「だったら、
イタリア経済は破綻するぞ、それで良いのか」という、
国民向けの殺し文句があります。
 
マリオ・モンティが、
今後どうイタリア経済を運営していくのか、
大変興味がわきました。
 
日本政府も大変な借金を抱えて、
イタリアに似ているが、どうなのか。
アメリカが中心の世界の金融界のなかで、
日本は「世界の金融界」の言うことを聞きながら、
ここまで来ました。
 
日本政府の借金(国債)は、ほとんど
日本国民に買われているから大丈夫ということも聞きますが。
最後の章では、日本の現状が
日本人の口から語られたりしています。
「官僚の天下り」(日本)-「縁故主義」(イタリア)。
 
原子力事故のとき、マスコミの大スポンサーである
電力会社、原発メーカに遠慮して、
マスコミ大手は右へ倣いの報道をしていた。
惨澹たる大学の教官の現状。
子どもぽい大学生が多い、学生の実態
(イタリアも同じようだそうです)。
 
イタリアも日本も、世界第2次大戦で、
ドイツも含めた枢軸国として敗戦国となりました。
そしてそこから立ち上がる、
ハングリー精神が3つの国ともにあり、
3つの国とも戦後の奇跡の復興を成し遂げました。
 
イタリアでは、ちょっとキザで
オシャレなおじさんが有名ですが、それらは幻想だそうです。
本当のイタリア人は、真面目で律儀で、
日本人と同じように戦後の復興に取組んで来ました。
しかしイタリアには、特殊な条件があります。
そればイタリア南部の、支配された歴史でした。
 
北部イタリアは、
南部イタリアには負い目があるのでしょうか。
主として北部イタリア出身の政治家達はお金を垂れ流し、
その結果南部イタリアの補助金行政は驚くほどだそうです。
それが一部闇経済に流れて、マフィアを成長させました。
 
そして、経済が行き詰まると、
(その生産性はドイツ、フランスなどと較べてもそん色ないか、

越えている)北部イタリアが、
ある部分汚濁にまみれた、
南部イタリアを支えきれなくなって、
イタリアの危機が発生したのです。
 
両方の国とも、第2次世界大戦の敗戦国となり、
その悔しさを武器に奇跡的に復興して来たと思います。
しかしここに来て豊かになった結果、
学生達(若い人)に、
戦後溢れていたハングリー精神がなくなりました。
 
日本人の学生で留学を希望する人は、昔に較べ減ったとか。
今の学生達は、
「なにも留学して苦労してまで、
ないものを求める必要はない」と考えるそうです。
そして格差社会も、言われるようになってきました。
 
この両国には、それぞれの特徴があるそうです。
イタリアには、これまで何度も危機に遭遇
(ローマ帝国の崩壊のときなど、塩野七生さんの
「ローマ人の物語」を読むと凄惨の一言だと思います)して、
それを乗り越えてきたこと。
 
日本には、日本の城は紙と木でできており、
壊す(あるいは壊れる)ことは
可能である特徴が国としてあるのですね。
「権威と言う日本の城」は大衆が壊すことが可能であると
イタリア人から見えたのでしょう。
 
日本の「権威」は固定的ではないし
「権威」である人達もそれを守るために
全精力をそそぐことはしていないようです。
そこにグラッセリさんは、日本の可能性を感じていました。
さあ、日本の未来はどうなるのでしょうか。
 
私にイタリア人の目から見た日本の可能性を、
この本で率直に語って分らせてくれたのは、
この本を読んでよかったと思いました。
そしてまた、この本を通じて、
現代イタリアを理解できたことも、望外の喜びです。
 
++++++++
<-第1章 イタリア人の暮らしは、
<いまどうなっているのか?
 
グラッセリさんが、イタリアに帰って感じるのは、
これが債務危機のイタリアかと言うものでした。
現実にはあちこちで不協和音が出ているようですが、
街には明るさもあるし、
表面的にはあまり変わっていないようです。
 
学生の就職難が、これからのイタリアの悪い変化を、
象徴しているのでしょうか。
 
++++++++
<-第2章 歴代政権はなぜ借金財政を放置してきたのか>
 
無駄遣いを減らす緊縮財政は、
難しいということだと思います。
無駄遣いをなくさなくても、何とかなるなら、
そのまま放置しておこうと、歴代政権が考えてきました。
それは日本も、あるいは世界中も一緒です。
 
感度の良い人がリーダにならないと、
そこからは抜け出せないのでしょう。
無理でもなんとかしてしまうのが、
今の世界の金融界だと思います。
 
そもそも貨幣は、人間が考える信用がベースですから、
貨幣を基本とする資本主義では
幻想が通ってしまうところがあるのだろうと思いました。
そして、そのまま幻想・矛盾が放置されてしまうのが、
今の経済の恐ろしいところだと思います。
 
++++++++
<-第3章 横たわる「南北問題」-
<ナポリがミラノを食いつぶす?
 
北部にあるトリノのサボイア王家のため、
イタリア統一のヒーロ、ガルバルディが1860年ごろ、
南部イタリアのシチリアのパレルモや、ナポリで戦いました。
南部は侵略者の北部から、自分を守るため戦いましたが、
結局、ガルバルディが勝ち、
イタリア統一が成し遂げられたのです。
 
そういう歴史があるからでしょう。北部イタリアの生産性は、
ドイツやフランスやイギリスよりも上です。
しかし南部イタリアの生産性は、
北部の半分ぐらいになりました。
南部から見ると北部はかっての侵略者なので、
それにサボタージュすることは善なのでしょうね。
 
++++++++
<-第4章 マフィアと闇経済-
<「イタリアの富」はどこに消えた?
 
歴史的に、南部イタリアにおける補助金行政は、
凄まじくこれがマフィアの金ずるになりました。
橋、トンネル、道路、学校、病院などは建設されますが、
それらは使われてないことが多く、
「現代の廃墟」と化しているようです。
 
構造物建設には、大きなカネが動いていて、
これをマフィアは取り込みました。
沢山箱物を作ってきた、土建国家日本と同じようですね。
だからそれに反発する人達のなかから、
イタリアの南北を分離しようという動きも出てきました
(政党も出来ています)。
 
++++++++
<-第5章 イタリア人は、本当に「怠け者」なのか?>
 
しゃれたイタリア人を、私たち日本人はイメージしますが、
イタリア人のほとんどは、日本人と同じく勤勉だと、
グラッセリさんは言っていました。
 
多分、私たちが想像するイタリア人のオシャレは、
イタリアがブランドものの大国であることと、
女性への気配りは西洋人のほうが、
東洋人より大きいからだと思います。
庶民は一生懸命生きてきたのだなと、
この本を読んであらためて思いました。
 
++++++++
<-第6章 巨額の「年金」と「社会保障」
<そしてはびこる「脱税」
 
まるで日本のことを言っているみたいですが、
この3つの問題はイタリアでは、もっと酷いようです。
働くことを喜びとみる東洋哲学に対し、
働くことはやもうえないことだと見る
西洋の考え方が裏にあるのでしょう。
 
年金や社会保障を楽しみに、若い間働いてきたという意識が、
西洋の一つの国、イタリアでもあるようです。
豊かになったいま、
増えた年寄りが貰うことが多い年金や社会保障が、
財政の足を引っ張るようになりました。
 
歳をとると働かなくなる人が多いので、
相対的な労働人口が減ってしまい、
国は立ち行かなくなるのです。
年寄も働いて、
それを喜びと感ずる東洋的な哲学が今、必要と思いました。
 
それに脱税は、
ごまかせるなら脱税をしたほうが良いという考え方が、
米欧グローバリズムにはあるようです。
日本もそれに毒された考え方になりつつありますが、
その害毒はまだ、日本では少ないようです。
 
++++++++
<-第7章 イタリアの怪物
<「ベルスコーニ」とは何だったのか
 
どうせダメなら、「ベルスコーニ」のように
(享楽的に、自分のエゴイズムに従って)生きたほうが良い、
との考え方をイタリア人は持ったのだと思います。
でもその考えは、持続可能ではなかったのでしょう。
それが今噴出し、
「ベルスコーニ」の退陣につながったと思います。
 
その考え方の裏側には、米欧グローバリズムの
エゴの哲学を感じるのは、私だけではないと思います。
やはり新しい哲学を、米欧に毒されつつありながらも、
まだ完全に毒されていない日本は、
作る必要があるのでしょう。
「美の大国」日本をベースに。
 
<-第8章 モンティ新政権はイタリアを救えるのか?>
 
モンティは、米欧の金融界が、
イタリアを助けるために送り込んだ、人だと思います。
だからモンティは、
国民みんなに耐えられる犠牲を強制しながら、
イタリア経済をなんとか助けようとするでしょう。
 
しかし、その背景には
強欲資本主義があるような気がします。
だから、その対処療法には限界があると思いますが、
どうなのでしょう。
モンティの成功を祈りつつ、そうようにも考えます。
 
++++++++
<-第9章 イタリアは、明日の日本か?-日本人への警告>
 
イタリアは日本に、
良いモデルを提供してくれているのだと思いました。
よくよく見れば、凄く
今の日本と同じことがイタリアでも起こったのですね。
 
このまま、日本人が自分のことだけを考えるエゴの方向に、
米欧の哲学にそって考えていくなら、
日本も破綻にむかうのでしょう。
 
だからファブリツィオ・グラッセリさんは、
日本もこのまま進んで行っては、
ダメですよと警告を発しているのが、この書だと思います。
私たちも、なにか考えの原点を変えなければいけないと、
改めて思った読書になりました。