2016年2月29日月曜日

今日の夕食は、インスタントラーメン。大根やキャベツやこんにゃくをいれたら、たくさんの具になってしまった。

今日の夕食は、インスタントラーメン。
大根やキャベツやこんにゃくをいれたら、
たくさんの具になってしまった。
写真は、今日の夕食を、撮ったもの。
まだ、鍋には、大根、キャベツ等が残っている。

大根、キャベツ、こんにゃく、長芋、
それに肉をいれたら、鍋がいっぱいになってしまった。
それでさらに、野菜の具を入れようと思ったが諦めた。
でも、インスタントラーメンをいれいぇ食べた。
鍋に残っていた、大根、キャベツも食べてしまった。

今日は2月29日。明日からは3月。あわてて4月に予定している、2つの懇親会の計画を立てた。

今日は2月29日。
明日からは3月。
あわてて4月に予定している、2つの懇親会の計画を立てた。
写真は、計画を立てるのに使った
カレンダーを、撮ったもの。

時間がたつのは早い。
いつの間にか3月だ。
日も長くなってきている。
春も近くなってきた。
4月に友達と会うのが、楽しみになって来た。


2016年2月28日日曜日

20時少し前、オペラシティービルに行った。本を買って、コーヒを飲みながら21時少し前まで読んだ。

20時少し前、オペラシティービルに行った。
本を買って、コーヒを飲みながら21時少し前まで読んだ。
写真は、パン屋さんのLE PAIN QDOTIDORINで
飲んだコーヒを、撮ったもの。
写真上から、砂糖容れ、コーヒ容れ、コーヒカップ。

本は、2階の熊沢書店で買った。
日曜日の熊沢書店は20時で終わりなので、あわてて。
司馬遼太郎さんの、「この国のかたち1」を。
前に読んだことがあるような気がするが、
中身には、記憶がなかった。

妻が2012年12月死んで、それ以来本を買うため
本屋に来たのは、ほんの少しだけ。
それまで、ほぼ毎週本を読んでいたのに、
妻が死んで依頼、ほとんど本を読まなくなっていた。
また、少しづつ読み始めようかと、思った。


 

宮崎正弘さんが書いた、「世界金融危機 彼らは「次」をどう読んでいるか?」を読んで、読書感想を書きました。 

宮崎正弘さんが書いた、「世界金融危機 
彼らは「次」をどう読んでいるか?」を読んで、
2012年2月、私は下の通り、読書感想を書きました。
写真は、本の表紙を、撮ったもの。


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読書感想文(世界金融危機 彼らは「次」をどう読んでいるか? 
ソロス、バフェット、ロジャースの回答・・・宮崎正弘)
 
宮崎正弘さんは1946年、石川県金沢で生まれ、
<早稲田大学に行き日本学生新聞編集長などもして、
<早稲田大学を中退しました。
<その後会社経営などをして、評論家になっています
 
宮崎正弘さんは1946年、石川県金沢で生まれ、
早稲田大学に行き日本学生新聞編集長などもして、
早稲田大学を中退しました。
その後会社経営などをして、
評論家になっており本も沢山書いています。
 
私は4年半前、偶然この人が
「ユダヤ人のことを書いた本」を読み、
バランスがとれた事実を踏まえたことを書く人だな、
という印象を持ちました。
あまりものごとを決め付けて考えないで、
事実を大事にする姿勢に私は好感したのです。
 
今回ウィキペデアで調べたら、
この人は理論右翼と書いてありました。
学生時代は、市谷の自衛隊で演説後自殺した三島由紀夫や、
その介錯を担いそのあと自殺した森田必勝らとも
交流があったようです。
 
台湾と中国では、一貫して台湾を支持して来ました。
今はその台湾の国民党より
台湾独立派を支持しているそうです。
台湾独立派は、邱永漢さんもそうですし、
金美齢さんもそうでした。
 
それにこの人は、
拓殖大学の日本文化研究所の客員教授も勤めているとのこと。
拓殖大学といえば、私の好きな呉善花さんも
国際学部の教授をしていますし、
邱永漢さんや金美齢さんも私は好きです。
 
なるほど、私はこの人の感性に近いのだなと思いますが、
この人が右翼であるとすると、
私も右翼に考えが近いのでしょうか。
会社での経験で言えば、
私は若いとき組合役員を経験したりして、
左翼的だと思いますが、多分心情は日本的なのでしょう。
 
右翼と言うと、暴力団を思い出してしまいますが、
この人が理論右翼だとすると、暴力団からは遠いでしょうから、
私の感性がこの人に近いことになにか納得していまいます。
暴力団といえば、企業舎弟で準組員だったこともある、
現日本ペンクラブ会長の浅田次郎もいるな。
うーんという感じです。
 
それに「八木東一」(私の名前)とグーグルで検索すると、
この人の本の感想を4年半前に書いた、
私の文章が最初に出てくるので、
この人が気になりだしたのです。
 
それでどんな人か改めて興味を持ちました。
しかしこの本を読んで見ても、
この人の私の印象は変わりません。
この人は本当に右翼なのか、
当たり前に事実を事実と言うだけの人ではないかと思いました。
 
+++++++++
<この本との出会い>
 
最近宮崎正弘さんに関心を、
私が持ち始めたというのも事実でした。
一方最近の私は、
世界の経済的変動に興味を持って来ましたが、
それを理解しきれていなかったのも事実です。
 
そこに本屋でこの本を見つけたのですが、
私の関心がこの本に集中してあるように思ったものですから、
見つけてすぐ買いました。
 
なにしろ、サブプライムローン破綻に始まり、
リーマンショックでアメリカの経済的危機は頂点に達しました。
そして今ヨーロッパEUの債務危機が起こっていますが、
それはアメリカのサブプライムローンの問題より、
もっと酷そうです。
 
輪をかけるように、これまで絶好調に見えた中国も、
中国の要人たちが自分の子供たちを、
中国以外の国に住まわせているとか、
これから落ち込む気配が濃厚になって来ました。
 
未来を見る力のある斉藤一人さんは、
この不況は2015年までは続くと
2年ぐらい前から言っているのを私は聞いています。
そういうこともあって、
私も世界の経済問題に今特に関心を持ち始めました。
 
ソロスもバフェットも私は興味があります。
それにWEBについて書いた本を読むとロジャースが、
WEBの本のなかに沢山出てきました。
これら実績のある金儲けの天才たちが、
この世界の経済変動をどう見ているのか。
 
宮崎正弘さんの性格からして、
この本で目の醒めるようなことは言ってくれないと思いますが、
社会の先頭を走る人たちが今何を考えているのか、
そして世界を歩き回っている宮崎正弘さんの目から見て、
世界の変化がどう映っているのか、
この本からわかると思いました。
 
そういう意味では、世界の経済変動に対する私の常識が、
この本でブラッシュアップするのではないかと思います。
この本の奥付を見たら、
2012年1月29日の発行とありました。
そういう意味では、最新の情報で私の常識が、
ブラッシュアップされるなら、幸いと思います。
 
++++++++
<この本の構成>
 
この本の構成は、次の通りです。
( )内はページ数です。
 
-プロローグ ユーロ破綻は不可避か? (21ページ)
-第1章 世界一の投機家ジョージ・ソロスの錬金術
(42ページ)
-第2章 世界一の投資家ウオーレン・バフェットの行動原理
(38ページ)
 
-第3章 カムバックした伝説の投資家ジム・ロジャースの
中国経済観測        (28ページ)
-第4章 米国経済の衰退       (26ページ)
-第5章 ユーロは空中分解するか   (30ページ)
 
-第6章 四面楚歌の中国経済はまもなく破綻する
(36ページ)
-第7章 激変期を迎えた中東 石油と世界経済の運命
(31ページ)
-エピローグ 日本経済は回復できるのか(13ページ)
 
第1章から第3章は、3人の投機家、投資家が
この今の社会をどうみているか、書いていますが、
煎じれば3人とも今は不透明だから、
何もしないほうが勝ちと言っているように見えます。
 
そういう意味では、
題名を見て期待して読むとこの本の中味は、
期待はずれになるかも知れません。
 
このプロたちにも、この変化をどう読めばいいのか分らない。
それぐらい今度の変化は抜本的で、
この状況を理解するためには
今までの哲学を凌駕する哲学が必要なのだと思います。
 
第4章では、米国のダメな現状を、
第5章ではEUの複雑で逃げ場のない現状を
(誰もロシアには期待していないことも書いてあります)、
第6章には中国の腐った屋台骨まで書いてありました。
第7章では、中東、北アフリカ、
及びその泥沼に囚われているアメリカが書いてあります。
 
このままでは、どうにもならない。
なるようにしかならない。
そういう暗澹たる気持ちになりますが、
「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」でしょうか、
わかりません。
 
プロローグの「ユーロ破綻は不可避か?」を見ても、
エピローグの「日本経済は回復できるのか」を見ても、
だからこうすれば良いという方策は見つかりません。
あと4年は続くであろう、
この不景気という泥沼から抜け出す方策は、
自分達で考えなければならないのでしょう。
 
しかし、そのためには事実を見なければなりません。
手品のような簡単な解決策は望めませんので、
事実を知ってそれから
地道な努力をしなければならないのだと思います。
そのため、広く構える。
 
自分の方向を見つけるため、広く構える。
この読書はそのため、世界の事実を知る意味で、
良かったと思います。
何しろ金儲けの天才達は、世界の人がする
おかしなことを見つけるのは、優れているのでしょう。
 
その逆を行って実行して、儲けてきました。
その彼らも今の泥沼の方向性は、
分からないと言っていると思いますから、
それを知っただけでもこの読書の意味はあったと思います。
 
++++++++
<ソロス(1930~ )>
 
ソロスは、間主観を言った
カール・ポパー(1902~1994)や
新資本主義のハイエク(1899~1992)に学び、
二人の考え(主にカール・ポパーですが)を
ベースに自分の考えを作ってきました。
 
WEBを見たら、カール・ポパーはいいことを言っていますね。
「空を飛ぶことを可能にしたのは、空を飛ぶ夢である」
「物事は不確実で、人間は必ず間違う。
だからその間違いを認めて、間違いを修正していく、
『開かれた社会』こそが理想社会である」
 
「人生の意味とは、見つけたり発見できるような、
どこかに隠されたものではない。
自分自身で自分の人生に意味を与えるのだ」。
力強く雄雄しい。
なるほど『開かれた社会』が
カール・ポパーの理想か、と思います。
 
2月26日、朝新聞を見たらいいことが書いてありました。
「『儲けたい』という欲望を
社会にとって建設的エネルギーに変える」、
新聞に書いてあったこれこそが資本主義の原点の思想だし、
人間が自分の欲望のまま行動して、社会が良くなっていく。
 
いわゆる「見えざる手」が働く。
それが、カール・ポパーの理想だとも思うし、
「開かれた社会」の目標でもあるのでしょう。
 
この人に影響を受けたソロスは、哲学者の側面もありました。
再帰性、つまり現実が理解(解釈)を作り、
理解(解釈)が現実を作っていく。
この現実と理解(解釈)の2つが、
それぞれ影響しあって世界の現実を作っていくという考えが、
ソロスを支配していたと思います。
 
だから私達は、不確定な再帰性のうえで
波乗りをしているようなもので、間違いに気がついたら
修正していこうと考えるのがソロスなのでしょう。
だからソロスは現実を良く見ていますし、
ソロスが現実に対する理解をどうしているかは、
私たちに面白いのです。
 
ソロスは投機家として名をなしました。
イギリスのポンドを売り浴びせるなど、
国家の方策の間違いを突いて大立ち回りを演じ、
大もうけするなど、異色の投機家です。
 
マレーシアのマハテールからは
「われわれが孜々営々として築き上げた富を、
投機筋は一瞬にして奪った」といわれました。
いずれにしろ、ソロスはソロス・ファンドを利用して、
国家的規模で成功した天才です。
 
そしてソロスが着眼するポイントは
投機資金の流れる方向であり、
彼はいつも流れを凝視してきました。
そのソロスは最近、次のように言っています。
 
――(2006)サブプライム
(アメリカ庶民の不動産投資の原資となった)は、やりすぎ
→ ファニーメイ(米連邦住宅金融公庫)
フレディマックが破綻、
 
2008年にリーマンショックが起きた。 
→ (2008)<リーマンショックを総括して>
人々が誤った投資行動を続ける原因となった
『支配的なトレンド』と『支配的な誤謬』が存在した。
つまり、前者は『信用の膨張』、
後者は『市場原理主義という自由放任』である。
 
――(2005ダボス会議で)
これからの世界経済は中国に移る。・・
(2011初頭)中国はインフレ抑制に失敗した。
中国は失速する。
 
――(2011)ギリシャとポルトガルが
ユーロから離脱するのが最善だ。・・・
ユーロ加盟国の中で、財政赤字の国と黒字の国とが
同じ条件で借り替えができるシステムが必要であり、
この実現には、全加盟国が共同で保証する
『ユーロ共通債』が最良の手立て。
 
また、ユーロ離脱がない現状では、
ある国が条件の下にとどまることができなくなった場合、
破滅的な結末を迎える可能性があるだろう。
 
――(2011)市場は霧のように不透明、
まったく不可解であり投資を控える。
 
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<バフェット(1930~)>
 
バフェットは、自分の若いときの経験から、
長期投資を心がけてきました。
次のような会社に投資しています。
 
「長期の成長が望める」
「経営者に哲学があり、しっかりしている」
「配当重視、つまり利益をあげて、
それを設備投資にまわしている」。
これらが、バフェットの投資原則です。
 
何か、邱永漢さんが言っていることと
同じことをやっているように思いました。
1965年以降、ダウ平均株価は15倍強になりましたが、
バフェットは、持ち株の株価を8200倍にしています。
これは凄いですね。
 
バフェットは、堅実な投資、
つまりソロスとは対極にある投資哲学を持ち行動しています。
バフェットの儲けは、経済・経営の
『目利き力』がベースになっているのであろうと思いました。
 
お父さんは証券会社を経営していたし、
お金持ちの家に育っていると思いますが、
本人は豪邸もたてないし、子供たちにも額に汗することを教え、
贅沢はさせていないようです。
 
お父さんは共和党の議員にまでなったのですが、
バフェットは民主党支持。
2011年、応援しているオバマから
経済立て直しの方策を聞かれる電話を貰い、
「金持ちに富裕税をかけろ」と言ったそうで、
オバマはこれをバフェットルールと言っているそうです。
 
2011年9月の800名の逮捕者が出た
ウオール街占拠事件がありましたが、
頻繁に繰り返される、ウオール街への占拠デモ
(「1%の金持ちと99%の我々その他」を叫んだデモですね)
では、資金的バックアップは、
バフェットがしているのだろうと噂されました。
 
バフェットは、先の読めないIT企業や、
アメリカのエスタブリッシュメン企業や、
ルールが欧米とは違う日本には投資をしてきませんでした。
 
しかし、2011年第3四半期の、
この人が率いる、バークシャ・ハザウエイ社の
業績はマイナス24%を記録したそうです。
この数字は、大失敗の数字でした。
そこから、バフェットの投資方針に変更が見られたようです。
 
バンカメの優先株に50億ドルを出資。
「未来は大丈夫、アメリカ経済は安定して維持されるだろう」
と愛国的投資判断を満天下に示しました。
 
そして、ゴールドマンサックスに50億ドル投資、
GEに合計60億ドル投資、
これはアメリカ国の承認を得て、
有価証券報告書で秘密にされたそうですが、
IBMの恐らく2位の大株主に躍り出ています。
 
福島県いわき市生まれの私を泣けせますが、
はじめてバフェットは日本で「タンガロイ」という
福島県いわき市の硬合金の会社に投資し、
2011年11月21日ヘリコプターで、
福島県いわき市まで来て、
社員400名を前に演説したそうです。
 
「被災に負けるな、日本は強い」。
バフェットは、最近次のように言っています。
この人だけは難局にあたっても、
果敢に投資を続けているのですね。
 
――日本株はこれから買いである。
円高をくぐりぬけてきた日本の企業は過小評価されている。
10億ドル以上の投資物件を探している。
 
――米国が危機に瀕したときに、
政府民間一致協力して難局に対応した。
あの姿勢、あの熱意に欠けている欧州に
当面投資するつもりはない。
 
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<ロジャース(1942~)>
 
ロジャースは、ソロスとともに1973年
クォンタムファンドを設立し、投機の世界で大きく儲けました。
そして1980年ソロスと袂を分かち、
それからバイクやベンツで世界一周旅行をするなどして、
旅行作家になっています。
 
ロジャースがやめたクォンタムファンドは、
それまで大もうけしていたのに、
ロジャースがやめた年に赤字になったそうで、
それからロジャースは有名になりました。
 
ロジャースは相場へ、
総合的複眼思考で立ち向かっているそうで、
株、債権、外為では長期のものも、短期のものも扱う。
金、銀、プラチナから原油、ガス、トウモロコシ、
はては小麦、大豆などの商品相場にも手を出していく。
前2人に比べ、もっとも相場師の匂いがします。
 
ソロスには哲学者を、
バフェットには愛国者を私などは感じましたが、
ロジャースには人間の「優柔不断」、「認識の誤謬」による
世間一般の人による市場での誤った行動を感じ取ることが
出来る、相場師の匂いを私は感じました。
 
いったん、ロジャースは投機の世界から足を洗いましたが、
中国の台頭を見て、これからは中国の時代として、
1998年RICI(ロジャース・国際・商品・指標)を
設立し、投機の世界にカムバックしています。
そして1998年以来RICIは今まで約4倍になりました。
 
自分で世界中を回った経験から、
中国の昇り竜のようなエネルギーを現地で感じたのでしょう。
19世紀はイギリスの時代、
20世紀はアメリカの時代、
21世紀は中国の時代と言っています。
 
娘達にもシンガポールへ移住させたり、
中国語を学ばせたりしました。
実証主義、現場大事主義のロジャースは、
次のように言っています。
が、最近は中国を褒めることはなくなったそうで、

その点では今ロジャースはなりを潜めています。
 
――中国の時代が来る。・・・
だが中国の時代は始まると同時に終わるかも知れない。
 
――ロシア政府や中央銀行、IMF発表の数字を信用するって?
 
――中央銀行は木がなくなるまで、札束を刷り続けるのさ。
 
――日本企業が簡単に倒産できないような仕組みこそが、
日本を弱くしている。
過去20年、日本株はあがっていない。
 
++++++++
<アメリカ>
 
バブルが崩壊した以降のアメリカは、失業率の増大
(統計に表れないものも含めると、
20%近くになっているそうですが、
これは5人に一人は職がない状況で、ビックリします)、
中国などとの競争の敗北など、出口がないように見えます。
 
トレンドとしては、アメリカは衰退していくのでしょう。
でも、あの広大な国土の広さもありますから、
そんなに簡単に沈むとも思えませんが。
 
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<EU>
 
EUの債務問題のことは、私は詳しくは知りません。
しかし、西欧、アメリカの相対的な
地盤沈下の文脈のなかで見ると、
弱体化の傾向は不可避なのでしょう。
どのような形であれ、答えは出るのでしょうが、それが
ハードランディングの形にならないことを祈るばかりです。
 
++++++++
<中国>
 
この本の大部分は、中国の現在のバブル崩壊を
あらゆる角度から、分析したものだと思います。
不動産バブルの崩壊、
西欧の不況が原因の中国からのお金の引き上げに伴う、
中国の金詰り等、
それぞれの人がどう見ているかを書いていました。
 
2~3年前から私たちの目の前に見えてきた、
中国のバブル崩壊という意味では、
中国の近未来は決して明るくなさそうです。
それと長期的なアジアの台頭の流れと、
世界経済はどう折り合いをつけるかが、
今後の中国ウオッチングの課題なのでしょう。
 
宮崎正弘さんの中国へ危惧は、
中国人の嘘をつくことへの抵抗感の少なさだと思います。
 
私たち日本人から見ると、これまでの権力者の
アングロサクソンの、お金を人からむしりとろうとする性格は、
度し難いものでした。
しかし、彼らなりにそこに何とか理屈をつけようとしています。
 
日本人に弱者から見た不平不満はありますが、
最近の日本にはアングロサクソンのやり方が、
少しは見えてきました。
 
しかし中国人の金儲けに対する貪欲さは、
欧米の人々を凌駕しています。
だから中国の今度のバブル崩壊は、
ひどいものになるかも知れないと言っていました。
 
韓国には上辺だけを大事にし、
内実がそれに伴っていない無理な性格があるようで、
それについても心配しています。
 
++++++++
<中東・アフリカ>
 
アフリカでアラブの春が現れました。
イスラムにもイスラムの春が来るのかも知れません。
しかしこれらは、近代化を意味するのでなく、
これからの難関を意味していると、この本はしています。
 
今般起こった、アフガニスタンでの
アメリカ軍によるコーランの焼却については、
そこに異文化が接することの難しさを感じました。
 
アメリカが世界の警察になろうとして、
世界の1つの形を作りましたが、
結局、本質的には
これが良いという世界は出来なかったように思います。
 
今日の新聞に載っていましたが、
アフガニスタンに謝った民主党のオバマ大統領に対して、
共和党の大統領選候補者のキグリッジ氏は、
そんな弱腰で謝るなと言ったそうです。
私はその報道を見たとき、イスラムの痛みを、
キグリッジ氏は理解していないなと思いました。
 
それが根強いアメリカの性格の1つの現れであるとすると、
アメリカの世界からの退場は早いかも知れません。
それは多分、アメリカが警察になろうとしてきた世界には、
通用しない論理でしょうから。
 
モンロー主義なら、
アメリカの力はもう少し永続すると思いますが、
この言葉は私たちに、
世界の潮目の変化を感じさせた言葉でした。
 
++++++++
<日本>
 
今までの世界は、カール・ポパー等の西洋の哲学が、
世界を作ってきたように思います。
それは素晴らしいものだったな、と今回思いました。
だから世界が変わるときには、
新しい哲学が必要なのだと思います。
 
そういう哲学を提案できるのは、
日本なのかなと私は勝手に思いました。
日本には、だらしないところが沢山あるし、
エゴも沢山あります。
しかし、完成されてないとしても、
日本には新しい世界の哲学を作る可能性があるのでしょう。
 
私たち日本人には、
それを考える義務があるのだと思います。
「和を持って、貴しとなす」と言った聖徳太子は、
改めて1000年以上単位での哲学者だったなと思いました。