2016年1月31日日曜日

昼食にパスタを食べた。パスタの茹で加減は、パスタはやや固いが芯がない状態。おいしかった。

昼食にパスタを食べた。
パスタの茹で加減は、パスタはやや固いが芯がない状態。
おいしかった。
写真は、パスタの昼食を、撮ったもの。

具に使ったのは、まいたけ、しめじ、
えのきだけ、エリンギのキノコ4種類、
はくさい、玉葱、長ネギ、小松菜、ニラ、
それにトマト、ニンジン、とうもろこし、グリーンピース、
肉を炒めたものを、かけた。

邱永漢さんの書いた、「ジャパニーズドリーム」を読んで、読書感想文を書きました。

邱永漢さんの書いた、「ジャパニーズドリーム」を読んで、
2012年1月、私は下の通り、読書感想文を書きました。
写真は、本の表紙を、撮ったものです。
私が読書感想文を書いたあと、邱永漢さんは、2012年5月
88歳で亡くなりました。合掌。


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読書感想文(ジャパニーズドリーム・・・邱永漢
 
邱永漢さんは、1924年台湾人の父と
<日本人の母の間で台湾に生まれました。
<東大に行き、大学院では全学連の前身の
<「東大社会科学研究会」を立ち上げています。
 
<台湾独立運動に参画し、逃げて香港に行きました。
<波乱万丈の人生だと思いますが、直木賞を受賞したり、
<「金儲けの神様」と言われたりして、本も沢山書いています。
<1980年日本に帰化しています。
 
邱永漢さんは、1923年台湾人実業家の父と
日本人の母の婚外子として、
10人兄弟の長男として、台湾に生まれました。
戦後は、お父さんも兄弟もお母さんの籍に入り、
日本人となったそうですが、
どういう訳か邱永漢さんだけが台湾人として残ったそうです。
 
台湾では台北高校に13歳で行き、
同窓には李登輝もいるとか。
文学少年で16歳のとき最年少の
台湾詩人協会員になっていますし、
台湾では有名な文学少年になっています。
 
1942年来日し、1943年秋に
東大に文学部ではなく経済学部に入って、
文学部に行くと思っていた周囲の人を驚かせました。
 
1945年東大を卒業、そのまま大学院にいき、
そこで財務の勉強をしますが、また、大学院では
全学連の前身の「東大社会科学研究会」を立ち上げ、
まだ珍しかった世論調査もしています。
 
昔から邱永漢さんは、行動的だったのですね。
そういうことに成功して行ったのは、
邱永漢さんに昔から人間の心に対する
現実感覚があったのでしょう。
 
1946東大大学院を中退して、
台湾に戻り、多分お父さんの影響だと思いますが、
土建会社の社長をしたり、
シンクタンクの研究員になったりしています。
 
1948年、台湾独立運動に関係し、
中国国民党政府(台湾政府)から逮捕状が出て
香港に逃げました。
香港では日本で不足していた物資を、
郵便小包で郵送する事業を始め、
月収は当時のお金で100万円にまで
行ったというから凄いですね。
 
処女作「密入国者の手記」を、
山岡壮八や村上元三から激賞されています。
 
1954年に香港の事業が傾いたのを契機に、
日本に移住しますが、このときも壇一雄
(作家ですが、壇ふみのお父さんで料理が上手なのでも
有名ですね)や佐藤春夫さんが
バックアップしているというから、
文学の才能も確かにあるのでしょう。
 
1955年外国人としては初めて、
小説「香港」で直木賞を貰います。
 
邱永漢さんは波乱万丈の人生を送ったと思いますが、
戦後日本が上昇気流に乗っていたとき、
株で儲け、株の解説も書き、
出来たばかりのマンションを買って、
マンションを皆に推奨して、不動産でも儲け、
「金儲けの神様」と言われました。
 
本も沢山書いています。
そして私は「金儲けの神様」という評判に惹かれて、
本を1970年の頃から読み始めました。
1980年日本に帰化しています。
 
邱永漢さんはその後、
台湾や中国で投資するなどユニークな人生を送ってきました。
そして、それらをご自身のブログに書いて、
皆に読んでもらって参考にして貰っています。
自分の失敗も認める、柔軟な発想は、
関係あるもの皆を幸せに導く才能に溢れるのでしょう。
 
糸井重里さんのブログにも、
「もしもしQよQさんよ」を連載していましたが、
今はそれを独立させています。
勿論、糸井さんとの友誼も大事にしながら。
 
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<この本との出会い>
 
この本も20年前の1992年に読んでいて、

その後、本棚からじっと私を見つめていました。
 
最近続けて、「最近に日本を書いた本」や
「昔に日本を書いた本で、読んだことがある本」を
読んでいたので、もう日本のことを書いた本は
やめようと思ったのですが、
これを読んで見ようと思ってタイトルを見たら、
タイトルはやはり「ジャパニーズ・ドリーム」でした。
 
考えてみたら、昔から私は日本に興味を持っていて、
日本に関わることを読んできたのだと思います。
拘らずにいろいろな本を自然体で読んで、
その結果、本のタイトルが
日本だったらそれも良いかと思いました。
 
私が最初に、1970年頃から邱永漢さんの本を読んだのは、
「金儲けの神様」と言われていた邱永漢さんって、
どんなことを書いているのかと思ったのが最初です。
当時邱永漢さんはマンション投資や、
株投資や不動産投資についいて書いていました。
 
どうせつまらないことを書いているのだろうなと
思いながら読み始めたのですが、一読これが面白いのです。
金儲けの事実より、その柔軟で幅の広いモノの見方、
時代を長期スパンで見る邱永漢さんの見方に、
惹き付けられました。
 
私の20代の初めのころのことですが、
それから一時、邱永漢さんの本を続けて読みました。
私はいろいろな人の影響を受けていますが、
私が人生で最初に、凄く影響を受けたのは
この人かも知れません。
 
結婚して、女房に「邱永漢さんが好きだ」と言ったら、
女房は「この人の顔が嫌いだ」と言って、
話し相手になってくれなかったので、
その後は、自分ひとりで思っていましたが。
 
この人の経歴を見ると、
小さいときから頭が良かったのですね。
そして文才がありました。
それは、この人の文章を読むと分ります。
 
何しろ、書いてあることが分りやすくて、
すっと読めてしまうのです。
しかも拘りなく、自分の見方と世の中の動きが
違っていた場合も認めてしまう、その柔軟さ。
 
邱永漢さんはお母さんから日本的良さ、
お父さんから実業家として成功する華僑のものの見方を
受け継いでいるのだと思いました。
 
しばらく邱永漢さんを読んでいなかったのですが、
もう一度、その考え方を読んでまた少し、
私の感性をブラッシュアップしようと思いました。
が、わざわざ本を買うまでもないかと思って(笑)、
昔読んだ本を引っ張り出したのです。
 
この本は20年前の本ですが、邱永漢さんが
この元の文章を、1987年8月~1988年3月、
雑誌「週刊読売」に連載しました。
邱永漢さんは、その時代のホットなことを書いているので、
時間がたって見ると、
その見方がどうだったのかを振り返られるよさがあります。
 
ちなみにこの本のあと邱永漢さんは
古くは台湾が発展する前の台湾に投資し、
少し前までは中国に投資していましたが、
今はどうなのでしょう。
 
邱永漢さんは、金儲けもさることながら、
世のなかの動きに、
普通の人間の傾向を加えてそれを考えて、だからこうなる、
そうするとこうすべきと考えて
投資をしているのに感心します。
 
何しろ若いときは、台湾独立運動にも猛進して、
逮捕状まで出た、熱血漢でもありましたから、
読めば面白くて飽きさせません。
 
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<この本の構成>
 
この本の構成は、次の通りです。
( )内はページ数です。
 
-1.国際化の時代は血縁より地縁(8ページ)
-2.ドル・マルク・円の三国志がはじまる(8ページ)
-3.みんながなりたがる社長さん(8ページ)
-4.社長になる道は2つある(8ページ)
-5.大事業家と大金持ちはコースが違う(8ページ)
 
-6.お金があれば、すぐ上流階級の仲間入り(8ページ)
-7.人気スターが現代の新興貴族(8ページ)
-8.職業による報酬に地殻変動(8ページ)
-9.シェフ兼オーナなら成功できる(8ページ)
-10.中華料理のコックなら出世は早い(8ページ)
 
-11.ヘア・デザイナーは美の司祭業(8ページ)
-12.食品加工にチャンスは多い(8ページ)
-13.デザイナーが付加価値創造の旗手に(8ページ)
-14.ファッション産業を支えるおいしい部分(8ページ)
-15.小資本でもできるファッションビジネス(8ページ)
 
-16.豊かな社会はグッドデザインにお金を払う。
(8ページ)
-17.発明家、発見家は“悲運の最期”を遂げなくなった
(8ページ)
-18.“改良の才”は身辺から掘り起こす(8ページ)
-19.成功のチャンスは大都会に集中する(8ページ)
-20.一番値上がりしたのは不動産(8ページ)
 
-21.不動産で見る夢は限りなくふくれあがる(8ページ)
-22.通貨の強い国の不動産投資ほど有望(8ページ)
-23.借金上手が不動産投資を成功させる(8ページ)
-24.不動産投資のチャンスは海外に大移動(8ページ)
-25.日本株が世界の狙い目になる(8ページ)
 
-26.どうすれば第2の是川銀蔵になれるか(8ページ)
-27.上場すれば一夜で億万長者(8ページ)
-28.先進国でメッキをすれば出世が早い(8ページ)
-29.世界に通用する著名な人物になる(8ページ)
-30.社会への第一歩が一生に影響するからご注意
(8ページ)
 
この文章を書いた1987年8月~1988年3月は
バブルの絶頂期で、
この本を発行した1992年にはバブルがはじけています。
何故分るかというと、私が私の今のマンションを買って
入居したのは、1991年3月31日で、
そのときはバブルがはじけていました。
 
バブル絶頂期より、
1割ぐらいマンションの値段が下がっています。
間にたったのは、知り合いの不動屋さんだったのですが、
これからもっと値段が下がると
アドバイスされていました。
 
結局今の値段は、私が買ったときの半分以下に
暴落していますから、あのバブルの崩壊は凄いですね。
私もやけくそで、しばらくは買ったときの
高かった値段を言ってウサを晴らしていました。
 
私などは自分の家だけだからいいですが、
不動産屋さんや金融機関に勤めていた人は
大変だったと思います。
 
文章が書かれたのはそういうバブルの華やかな時代の話で、
その後、反対側のことが起こって、
それが長く今にまで続いていて、
今やそれが当たり前みたいになってしまいましたから、
今この本を批判的に読むことができるようになりました。
 
しかし、世界は変わってもここに書いてあることは、
続いて今も言えていると思います。
そのときどきの価値の浮沈はあるし、お金のことは
「当るも八卦当らぬも八卦」のところがありますが、
このバブル時代の絶頂期のときに、
邱永漢さんはどう言ったのか、興味がありました。
 
あのバブルの時代の、
不動産価格の値上がりの仕方は凄かったです。
私など永久に不動産(具体的には私の家ですね)など
買えなくなるのでは、と思いましたから。
そのとき、邱永漢さんは何を言ったのか。
 
でも、その後、邱永漢さんの本を読んで、
この人は文化の狭間や足りないところに
出かけて行って投資をし、激しく周りの人を
エンカレージしているということが分かります。
 
当時はもう、台湾に自分の智恵を突っ込んでいましたし、
このころから後は、中国で投資をし、
経済活動をしていました。
そして、台湾や中国の発展です。
だから、邱永漢さんは今も「金儲けの神様」だと思いました。
 
なるほど、皆が躊躇しているときに、
自分を必要としていることに、自分を向けて成功する。
バブルのときは、何を言っているか。
目次をみるとどれもそんなに間違えてないと思います。
ただ、あのときに日本に
大波が襲っただけなのだと思いました。
 
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<華僑の凄さ>
 
お母さんは日本人なのでしょうが、
邱永漢さんはどうみても中国人のような顔をしています。
だから邱永漢さんの凄さは、
私は華僑の成功者の凄さだと思いました。
 
邱永漢さんの言っていることの面白さは、
今、私がツイッターの
宋文州さんの文章に感じていることと似ていると思います。
どれも言っていることが、当たり前に思えてきて、
そこに気がつかない日本人は、
超保守的なのかなと思わないでもありません。
 
(関係ありませんが、
そういえば、王貞治さんのお母さんも日本人で、
お父さんは台湾の人ですね)
 
金儲けは簡単だ。
そう邱永漢さんは言っているような気がします。
世の中がどこに向かっているのか、
よく考えて、人の価値観の向かう方向で、
メンツなんか棄てて汗をかけばいい。
 
そう言っているように聞こえます。
座っていて、こうすれば良いなんてある訳がない。
リスクも負わず、
稼ぎたいなんて安直な方法はないでしょう。
 
働け、汗を流せ、考えろ、そう言っているようで、
私もときどき邱永漢さんの本を読むことで、
私の精神が良い方向に変わるような気がします。
考えるときは、突き詰めて大胆に考えると
正解が見えてくるというのが、邱永漢さんの主張なのでしょう
 
いっぽう邱永漢さんは、
「あとがき」で次のように言っていました。
好きなことをするのが、一番の幸せと言っています。
「そうか、今の私は幸せなのだ。
このまま、どんどん前に進んで行こうじゃないか。
悩むことなんかないのだ」と思いました。
 
――貧乏時代の日本と金持ちになってからの日本では、
人々の欲しがるものも違うし、
人々に人気のある職業も違ってくる。
また収益のあがる職業の種類も違ってきている。
 
幸いにして、みなさんの希望する職業と
陽の当る職業が一致すれば、
自分の夢を実現させることに全力をつくせばよいが、
仮に陽の当る商売でなかったとしても、
自分の夢さえ実現できさえすれば良いのだから、
収入などある程度、
無視してかかってもさしつかえないのではないか。
 
豊かな社会とは、
自分の夢の実現のために生活を犠牲にしても
飢死しない社会のことだからである。
それは飢死はしないわな、と思います。
 
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<私が邱永漢さんの本を読んで感じた金儲けの秘訣>
 
貧乏人の私が言っても説得力はありませんが、
邱永漢さんの本を読んで、
金儲けについて次のように思いました。
大分、他からの引用もありますが。
 
「人の行く裏に道あり花の山」
「賢人は中金持ちを目指す」
「常識に囚われるな」「人の価値観の方向性を見ろ」
「考え方を変えれば、見方も変わる」
「行動しろ」「人の思い、立場を考えろ」
「好きなことを一所懸命にしろ」・・・
 
うーん、あまり出てこないですね。
もっと考えたことは多いはずなのに。

わかった、金持ちになるコツが次から次にでてこないから、
私は金持ちになれないのだ。
もう一つ分ったこと。
そうか、邱永漢さんはもうすぐ90歳なのだ。